今年のYBCルヴァンカップもいよいよ佳境を迎えベスト4の戦いとなった。
勝ち残ったクラブは横浜FM、名古屋、新潟、川崎FのいずれもJ1のクラブ。
10/9に横浜FM対名古屋、新潟対川崎Fの第1戦が行われる。
トップリーグのみの参加で世界的にみてこのようなカップ戦がない国も結構ある。
ちなみに天皇杯はオープンカップでアマチュアチームも参加できる大会。
イングランドでいうところのFAカップに相当するのが日本の天皇杯。
今回はYBCルヴァンカップを取り上げてみた。
歴史
第1回大会は1992年に始まり、当初はJリーグ開幕1年前のプレ大会として開催され「ナビスコカップ」として知られていたが、2005年からはルヴァン(YBC)が冠スポンサーとなり、現在の名称に変更。
この大会は今年からJ1、J2、J3のクラブが参加し、トーナメント形式で行われた。リーグ戦とは異なり、ノックアウト方式で進むため、緊迫した試合が多いのが特徴。
2017年から参加チームの増加に伴い予選ラウンドが導入されたよ。
過去の歴代優勝クラブ一覧
1992年 | ヴェルディ川崎 |
1993年 | ヴェルディ川崎 |
1994年 | ヴェルディ川崎 |
1996年 | 清水エスパルス |
1997年 | 鹿島アントラーズ |
1998年 | ジュビロ磐田 |
1999年 | 柏レイソル |
2000年 | 鹿島アントラーズ |
2001年 | 横浜F・マリノス |
2002年 | 鹿島アントラーズ |
2003年 | 浦和レッズ |
2004年 | FC東京 |
2005年 | ジェフユナイテッド千葉 |
2006年 | ジェフユナイテッド千葉 |
2007年 | ガンバ大阪 |
2008年 | 大分トリニータ |
2009年 | FC東京 |
2010年 | ジュビロ磐田 |
2011年 | 鹿島アントラーズ |
2012年 | 鹿島アントラーズ |
2013年 | 柏レイソル |
2014年 | ガンバ大阪 |
2015年 | 鹿島アントラーズ |
2016年 | 浦和レッズ |
2017年 | セレッソ大阪 |
2018年 | 湘南ベルマーレ |
2019年 | 川崎フロンターレ |
2020年 | FC東京 |
2021年 | 名古屋グランパス |
2022年 | サンフレッチェ広島 |
2023年 | アビスパ福岡 |
複数回優勝クラブは下記の通り
鹿島アントラーズ:6回(1997, 2000, 2002, 2011, 2012, 2015)
東京ヴェルディ(旧ヴェルディ川崎):3回(1992, 1993, 1994)
FC東京:3回(2004, 2009, 2020)
浦和レッズ:2回(2003, 2016)
ジュビロ磐田:2回(1998, 2010)
ガンバ大阪:2回(2007, 2014)
柏レイソル:2回(1999, 2013)
ジェフユナイテッド千葉:2回(2005, 2006)
こうして振り返るとチーム名が変わったクラブもありオリジナル10以外のクラブも出てきたりと30年以上も経つと歴史を感じますね。
大会の重要性
- J1リーグや天皇杯と並ぶ日本の国内3大タイトルの1つとしての位置づけ。
- 多くの若手選手がこの大会でプロデビューを果たし、飛躍のきっかけとなる登竜門的な大会。
記録と実績
- 2010年5月に通算入場者数が1,000万人を突破
- 同年10月には通算試合数が1,000試合に到達
名称の変遷
- 1992年〜2016年8月31日:Jリーグヤマザキナビスコカップ
- 2016年9月1日〜現在:JリーグYBCルヴァンカップ
2016年の名称変更は、ヤマザキナビスコ社の社名変更に伴うもの。「YBC」はヤマザキビスケットの略称、「ルヴァン」は新たに発売されたクラッカーのブランド名からきている。
優勝賞金
優勝クラブには1億5千万円が支給される。
まとめ:日本サッカー界の秋の風物詩となりつつある大会
国内タイトルでは圧倒的にリーグ制覇に価値があり、J1リーグ、天皇杯、YBCルヴァンカップの順に格付けされているが優勝賞金もあり各クラブはそれなりにモチベーションは高い。
毎年決勝は地上波で放送されているので注目度は高いが準決勝以下はマスコミもそれほど大きく取り上げないのが現状。
若手選手の登竜門的な大会ではあるので無名のこれからの選手を発掘し観戦するのも一つの楽しみ方ではないかと思うのである。
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