サッカー日本代表W杯アジア2次予選の北朝鮮戦メンバー発表に思う事

日本代表

13年ぶりに北朝鮮の首都、平壌でアウエー戦に挑むということで各メディアの注目度も高い。

今回は新戦力ではないがサプライズ選出?もありそれなりに話題となった。

アジアカップの敗戦から国民の信頼回復となりうるのか大事なホーム&アウエー戦となる。

長友佑都選出が一番のサプライズ選出とはちょっとさみしい

今回の招集メンバーは下記の通り

GK:前川黛也(ヴィッセル神戸)、大迫敬介(サンフレッチェ広島)、鈴木彩艶(シントトロイデン)

DF:長友佑都(FC東京)、谷口彰悟(アル・ラーヤン)、板倉滉(ボルシアMG)、渡辺剛(ゲント)、町田浩樹(ユニオン・サンジロワーズ)、毎熊晟矢(セレッソ大阪)、伊藤洋輝(シュツットガルト)、橋岡大樹(ルートン・タウン)、菅原由勢(AZ)

MF/FW:遠藤航(リバプール)、浅野拓磨(ボーフム)、南野拓実(モナコ)、守田英正(スポルティング・リスボン)、相馬勇紀(カーサ・ピア)、小川航基(NECナイメヘン)、前田大然(セルティック)、堂安律(フライブルク)、上田綺世(フェイエノールト)、田中碧(デュッセルドルフ)、川村拓夢(サンフレッチェ広島)、中村敬斗(スタッド・ランス)、佐野海舟(鹿島アントラーズ)、久保建英(ソシエダ)

ピチーチ
ピチーチ

正直、これほど新鮮味がない招集も稀である

長友佑都の選出には正直ビックリしたが本人が一番驚いていることであろう。

森保監督の選出意図はズバリ、経験値であろう。

アジアカップの敗退から経験豊富なベテラン選手に助けを求めた格好と見られても仕方がない。

今回のアウエー戦は異様な雰囲気&不測の事態が起こりうる状況下での戦いが予想されるので長友佑都にはベンチワークでの手助けを期待していることが分かる。

国民はイチ選手に対して救いを求める監督の姿を見てどう思っているのか分からないが結果次第では解任も十分あり得る状況を森保監督自身自ら防御体制に入っていることはうかがい知る事ができる。

古橋亨梧、細谷真大など実力十分な選手の未招集に疑問

怪我の三笘薫、冨安健洋の未招集は当然としても現在リバプールで確固たる地位を築きつつある遠藤航も思い切って招集外にすべきであった。

プレミアリーグデビュー当初はなかなかチームにフィットせず現地では不要論も囁かれていたがアジアカップ前あたりから徐々に評価を上げていき今では完全にクロップ監督の信頼を勝ち取っている。

世界最高峰のリーグで優勝争いをしているビッグクラブの選手をわざわざ呼び寄せるのはどうかと思う。

先日のビッグマッチ、マンチェスター・シティ戦も堂々のスタメンでフル出場を果たし現地メディアからも高評価を得ている。

このような状況に置かれた選手を日本サッカー協会及び森保監督は育てる余裕がない。

代表招集が選手自身の成長の足かせになっていることは以前も述べたが、このような状況になっていることが問題で目先の勝利のみ追求した結果である。

遠藤航本人の口からは言えないが本音を言えば「呼ぶなよ!」と叫びたいであろう。

繰り返すがアジア枠は8.5と拡大していることを前提条件としてチーム造りをしなければW杯本戦でベスト8は厳しい。

アジア予選を戦いながら選択肢を増やす作業で言えば古橋亨梧と細谷真大の未招集にも疑問だ。

特に古橋亨梧に関して言えば嫌いな選手であるようにしか思えない。

若手の筆頭としてアジアカップでは一定の評価を得られなかった細谷真大も長い目で見て招集すべき選手である。

その他の選手で言えば遠藤航の元チームメイトの伊藤洋輝(シュツットガルト)も今回は見送っても良い筆頭であろう。

ブンデス・リーガで現在3位と好調で来季チャンピオンズリーグ出場も視野に入っておりそのチームでバリバリのレギュラー選手だ。

相馬勇紀(カーサ・ピア)など久々の招集で楽しみな選手もいるが全体的に見て保守的というか冒険を侵さない安全運転での招集となった感はある。

まとめ:今回のホーム&アウェー戦で2年後のW杯を思う

このままの低空飛行を続けていくと明るい未来は待っていない。

昨年のドイツ戦やトルコ戦の勝利で浮かれた感はあったもののレベルアップの年となった2023。

そこからの2024はアジアカップでベスト8と残念な結果に終わり停滞気味である。

面白い、見ていて楽しいサッカー!

期待してしまうのは当然でほぼベストメンバーで臨む以上これは避けられない命題である。

成長を期待しつつのメンバー構成であればもう少し寛容に見たいが言い訳できない招集。

今回も森保監督の余裕の無さが伺い知れるメンバー招集となった。

はたして結果はいかに。

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