U-20サッカー日本代表白星発進

日本代表

現在行われているFIFA U-20ワールドカップアルゼンチン大会で日本は白星スタート。

世界的プレーヤーの登竜門となっているこの大会からのちに沢山の名選手が誕生している。

日本ではイマイチ関心は薄いが注目の世界大会であることには変わりない。

日本vsセネガルは1-0で日本の勝利

1999年大会では日本は準優勝をだった事を覚えている人はどれぐらいいるだろうか?

当時の中心選手は主将の小野伸二、稲本潤一、高原直泰、小笠原満男といった後にA代表でも活躍する選手たちが何人もいた。

なので、今の選手達の中からA代表に定着し次回のW杯出場メンバーに名を連ねる選手が何人出てくるか楽しみな大会なのである。

青田買い目的で世界中のサッカー関係者がアルゼンチンに集結しているので、プレゼンに成功し数カ月後にはヨーロッパへ羽ばたいている選手も出てくるかもしれない。

ここで日本戦以外の試合結果を見てみましょう

  • アルゼンチン2-1ウズベキスタン
  • アメリカ1-0エクアドル
  • ニュージーランド1-0グアテマラ
  • スロバキア4-0フィジー
  • コロンビア2-1イスラエル
  • ナイジェリア2-1ドミニカ
  • イタリア3-2ブラジル

現時点での結果であるが、面白いのはA代表では耳慣れないウズベキスタン・グアテマラ・フィジー・イスラエル・ドミニカといった国々である。

U-20のW杯とはいえ立派な世界大会に出場しているのに、A代表では結果を残せていない国々のサッカー事情に興味を抱く。

サッカーではマイナーな国でも才能豊かな若手選手は必ずいるので、Jリーグ各クラブのスカウト達が誰を引き抜いてくるのか楽しみである。

というよりこれは立派なビジネスとして日本経由で世界的ビッグクラブへ売るという思考がなければ日本の各クラブの衰退を意味すると思う。

選手達の海外移籍は止められない

ここで浮き彫りになるのが日本人選手の海外移籍についての問題である。

現在タダ同然で海外移籍を容認している各Jクラブは(というよりこれは協会が中心となって早急にやらなければならない問題)せっかく選手を育てたのに充分な金銭的恩恵を受けずに終わっているケースがほとんどだ。

Jクラブユース出身者ではなく高校サッカー選手権出身の選手たちの中には卒業後直接ヨーロッパへ羽ばたいている選手もいるよね。

日本の才能が無償で海外に流出している最悪の例である。

サッカー界に限らずこのようなケースはあらゆる職種で起きていると思う。

長引くデフレ社会、円安など色々な要素があってのことであるが才能あるU-20の若手選手たちを見ているとつくづく思うのである。

日本サッカー界は世界でも珍しい2WAYシステム(高校サッカーの部活動をへてプロ契約と各Jクラブのユース出身者からプロ契約)の育成で今まで進行してきているが、Jリーグ30周年といってお祝い事をするのも結構なことだが、この件に関してはこれといった対策がなされていない。

今大会で活躍した選手たちは間違いなくヨーロッパへの切符を手にすることであろう。

その際には選手の気持ちも大切だが各クラブが金銭的恩恵をしっかり受けることがJリーグの発展につながるのではないか?

彼らの活躍にも期待しつつ、そんなことを思ってしまうのである。

それではまた。

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