J1の優勝争いも面白いが俄然混沌としているのがJ2の昇格争いと残留争い。
J1と違いJ2は年間42試合と長丁場の戦い(ちなみにJ1は34試合)である。
サッカー界では秋春シーズンへの移行問題など様々なことがニュースになっている今日このごろ、J1とJ2は佳境を迎えている。
J1への自動昇格とJ3への自動降格はともに残り1枠。
注目の大一番 清水対大宮
現在2位につけている清水は残り2試合連勝すれば文句なく来季J1参戦決定であるためモチベーションは高い。
シーズン序盤は最悪のスタートであったがコーチから昇格した秋葉監督就任後は上昇気流に乗り見事立て直しに成功。
町田の独走を止めることはできなかったが1年でのJ1復帰はもう間近。
秋葉監督によって昇格を決めれば来季の続投契約も濃厚なので自身初のJ1クラブの指揮官となれるか?
一方の大宮も正念場を迎えている。
前節甲府とのホームゲームでまさかの0−2敗戦で5連勝ならず。
勝った甲府はJ1昇格プレーオフ圏内に浮上してしまった。
仮に大宮がJ3昇格となると分岐点はこの甲府戦になるのではないかと推測する
埼玉でも浦和と並ぶ屈指のサッカー所、大宮のJ3降格となれば埼玉ダービーはしばらく観戦できそうにない。
勝ち点44で並ぶ18位栃木SC、19位いわきFC、20位レノファ山口FCとの勝ち点差が残り2試合で「5」なので首の皮一枚状態。
ホームゲームの清水優位は変わらないがどちらも負けられない状況なので白熱した好ゲームを期待したい。
もう一つの注目カード 東京V対栃木
Jリーグ創成期の年間チャンピオン&全国区の人気チームであった東京Vはいつの間にかJ2の常連クラブと化してしまった。
幾多の代表戦士を輩出していたかつての名門はここ数年J1昇格プレーオフには進出するものの悲願のJ1復帰は果たせずにいる。
今年はJ2優勝の町田以下の2位争いが激化しチャンス到来。
他力本願だが逆転でJ1復帰は十分可能である。
現在2位の清水とは勝ち点差は「1」で磐田と並走し2位争いが混沌としている。
2009年以降J2に所属しJ1への復帰となれば大いに盛り上がるが果たして結果はいかに。
一方の栃木も正念場でJ3への降格は目の前に迫っている。
この東京V戦に勝利し大宮が敗れればJ2残留が決まるので負けられない一戦であることには変わりない。
まとめ:代表戦もJ1も良いがJ2は面白い
死活問題
そう言っても差し支えないのがJ2の見どころ。
J1に昇格するのとしないのでは大違い。
選手たち、スタッフたちの待遇にも大きく影響するので典型的な弱肉強食が見られるのが面白い。
もちろんJ3降格となると待遇面はかなり冷遇されるので本当に死活問題なのである。
この激化競争がその国の実力を図るベースになっていることは間違いないので白熱した戦いといえばJ2の昇格争いと降格争いとなる。
残り2試合ですべてが決まる。
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