森保ジャパンが強くなった理由と次回のワールドカップまでの強化策

日本代表

森保ジャパンは2026年ワールドカップに向けて超順調に進んでいる。

昨年のW杯終了以降の戦いを振りかえって見ても一目瞭然で誰が出ても戦力ダウンしない状態。

直近の親善試合でも6連勝で真の実力がつき、過去を振り返ってみても現在が最強と言える。

この約1年でここまでの強さはどこから来ているのか?

JFATV引用

選手層が厚くなり、誰が出ても戦力ダウンしない

バロンドールを獲得できそうなスーパーな選手はいないが、誰が出ても戦力ダウンしないのが今の日本代表で一番の強みと見てよいであろう。

このような状態になった要因の一つに挙げられるのがヨーロッパでプレーする選手が格段に増加したこと。

Jリーグよりレベルの高いヨーロッパ圏内の国内リーグ戦を主戦場とすることで個人の能力が飛躍的に上がり、その数が年々増え続け代表チームに熾烈なポジション争いが発生する。

好循環を生み続けているのがいまの森保ジャパンである。

あとは森保監督の長期政権が挙げられる。

昨年のW杯ベスト8は達成できず目標達成とはいかなかったが長く続くデフレ不況&円安も相まって海外から優秀な監督を呼びにくい経済状況になっている。

目標未達成ではあったもののドイツ、スペイン撃破ということを評価しての続投が今のところ問題なく進んでいる。

JFATV引用

久保建英のポジションがない?

そんな中で熾烈なポジション争いの真っ只中にいるのが久保建英であろう。

現在はスペインはバスク地方のクラブR・ソシエダのバリバリのレギュラーで世界最高峰のリーグ、チャンピオンズリーグ出場選手でもある彼がベンチスタートなのが現日本代表の強みと見るべきかどうか?

結論から言わせてもらえればスタメン出場できるポジションがない。

現日本代表の配置は現代サッカーの定番4−2−3−1で所属クラブのR・ソシエダと同じである。

久保の適正ポジションといえば3の右サイドアタッカーとなるが、ここにはスピードスター伊東純也が堂々のスタメンを張る。

3の左サイドではと言われれば今現在プレミアリーグ内でもNO.1ドリブラー三笘薫が構える。

では3の真ん中トップ下は適正か?

今回辞退した鎌田大地が構え、その他今回の親善試合で辞退した堂安律も3の右サイド選手である。

それでは1トップではとなるとポストプレーを得意としない久保にはちょっと厳しい。

4−2−3−1の2のポジション争いとなるとゴールから離れたポジションのため彼自慢の利き足である左足からの得点力が激減と予想される。

ボランチと呼ばれる2のポジション争いも熾烈で遠藤航、旗手怜央、守田英正、田中碧とライバルは多い。

結果、久保はベンチ要因となってしまう。

久保の適正ポジションというか本人の望むポジションがトップ下であることはどこかのインタビュー記事で読んだことがあるが現代サッカーの1トップ下の選手は2トップFWのような能力を求められる。

小兵の久保が最前線で体を張るプレーは決して得意ではない。

彼の能力を最大限活かすのであればやはり右サイドからのドリブルカットイン&シュートが望ましい。

久保建英の代表チームにおける適正ポジションを模索することが森保監督の直近の課題だ。

彼を活かすか?どうか?監督としての手腕にかかっている。

今後の代表戦における招集の基準について

新たな局面に入っているというのが正直な感想である。

かつて国内でのテストマッチでは中田英寿など当時もヨーロッパ組を必ず招集していたが時代は変わり招集基準を見直すべき時期にきている。

これだけヨーロッパ組が増加すればこの中からローテションで組み替えてもいいのではないか?

2026年W杯アジア予選はほぼ突破するであろうことを想定して選手層をより強固なものとするためにJリーグで活躍している選手達を積極的に招集する。

現状では国内リーグでいくらアピールしても代表招集がかからないと思っている選手達は大勢いる。

国内リーグとA代表が繋がっていないと見ている側も面白くない。

ピチーチ
ピチーチ

国内選手のモチベーションをアップさせるのも代表監督の仕事

まとめ:A代表の強化とは?

思い切った采配やフォーメーション、選手起用を積極的に促し結果はどうあれその試みを見るべき。

仮に親善試合で負けたとしても26年W杯の布石と考慮すればポジティブに捉えることができる。

W杯本戦ベスト8を本気で狙うのであれば代表初招集選手や元代表選手達を積極的にテストするのが監督の仕事。

批判を覚悟で采配を振るってほしいと切に願うのである。

はたして森保監督にこれができるかどうか?

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