先日はU-20サッカーワールドカップについて記事にしてみたが今回はU-17のカテゴリーでのワールドカップ出場権獲得について書いていきます。
現在タイで行われている「AFC U-17アジアカップ」において準々決勝でオーストラリアと対戦し3−1で勝利。
同大会の上位の4チームが本戦出場となるため今年秋に行われるU-17ワールドカップ インドネシア大会2023に出場が決定した。
よくやった!そんな感想である。
日本サッカーが強くなる為、アンダー世代の世界大会を経験することは貴重な財産となるであろう。
この中から3年後のW杯本戦メンバーに名を連ねる選手も出てくるかもしれない。
U-17ワールドカップとは
概要
歴史は比較的浅く第1回大会は1985年中国で開催。
その後は2年ごとに開催され(2021年は新型コロナウイルス拡大防止の観点から中止)今年秋に行われるインドネシア大会で19回目となる。
記憶に残るのが1993年日本開催で後のA代表に選出される中田英寿、松田直樹、宮本恒靖がいた大会だったが、イタリア代表にはトッティやGKのブッフォン、ナイジェリア代表にはヌワンコ・カヌがいたりと将来のスター選手が多く参加していた。
歴代優勝国
ナイジェリア5回、ブラジル4回、ガーナとメキシコがそれぞれ2回となっておりロシア・フランス・スイス・イングランド・サウジアラビアがそれぞれ1回となっている。
サウジアラビアがアジアの盟主となるか
ここで驚かされたのがサウジアラビアである。1989年大会でアジア勢として初の優勝国となった。
この優勝がキッカケとなったかは定かではないが94、98、2002のW杯出場は果たしている。
2002年以降は低迷期に入るが昨年のW杯では大会優勝国となるアルゼンチンを破る大番狂わせを演じている。
そして今年になってもその勢いは止まらずスター選手達の爆買いが国内リーグで起こっている。
一時の中国状態で終わるのかこのまま続き一気にアジアNO.1のプロサッカーリーグへと発展していくのか?
育成年代に期待すること
アンダー世代では世界と結構いい試合をしている日本だがA代表になると互角以上には渡り合えない。
昨年のW杯ではドイツ、スペインに勝利したが内容でも互角か圧倒したかと言われればそうではない。
大事なのはA代表になった時、世界の強豪国相手に互角以上に渡り合える力はどうしたらつくのか?
こればっかりは日本だけ頑張ってもレベルアップはしない。
アジア全体で上がっていかないとヨーロッパ、南米の伝統的に強いと言われている国々には互角以上に渡り合えないであろう。
いつまでたっても韓国とアジアNO.1を争っていても進歩しない。
日本を応援しつつ他のアジアの国々も応援しよう。日本以外のアジア各国が強くなれば将来日本も強くなる。
U-17W杯出場国をみて思うこと
下記に出場国を記してみた。
アジア
・日本/イラン/韓国/ウズベキスタン/*開催国インドネシア
ヨーロッパ
・ドイツ/フランス/ポーランド/スペイン/イングランド
南米
・ブラジル/エクアドル/アルゼンチン/ベネズエラ
アフリカ
・セネガル/モロッコ/ブルキナファソ/マリ
北中米
・メキシコ/アメリカ/カナダ/パナマ
オセアニア
・ニューカレドニア/ニュージーランド
A代表でもそうだがオーストラリアがアジア枠というのはしっくりこない。
たしか2006年W杯まではアジア枠に入っていなかったように思う。
以前も言ったかもしれないがそのオーストラリアのかわりにトルコをアジア枠に入れてほしい。
そうなればアジアのレベルも一気に上がることであろう。
地形的に見てトルコがアジアではなくヨーロッパ枠に、オーストラリアがオセアニアではなくアジア枠にというのが何か違和感を覚える。
まとめ:伝統国が必ずしも強いとは限らないのがアンダー世代
A代表でのW杯優勝はかなり厳しい道のりであるが日本もこの年代であればベスト8、4は充分狙える。
過去の歴史を紐解くとアジア勢としてサウジアラビアが結果を残してくれたことを嬉しく思う。
アジアの国も強い!そう思わせてほしい。
今回の吉報がタイから届き切実に思うのである。
それではまた。
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