先日横浜Fマリノスが蔚山現代(韓国)をPK戦の末勝利し、ACL決勝に駒を進め初のアジアタイトル獲得に王手となった。
Jリーグ創設以来オリジナル10のクラブとして確固たる地位を確立させるべくACLのタイトル奪取は是が非でも欲しいところ。
初制覇となればクラブ創設初となるので偉業である。
決勝の相手はUAEの強豪アル・アイン。
現サンフレッチェ広島の塩谷司がかつて2017ー2021まで在籍していたので日本人には比較的馴染みのあるクラブである。
ACLにおける日本クラブ勢の成績
日本の最多優勝は浦和の3回でトップ。
鹿島とG大阪がそれぞれ1回つづ。
*1999年アジアクラブ選手権時代にJ磐田がJリーグ発足後の日本勢による初優勝を飾り1987年に古河電工が日本勢で初優勝、翌88年には読売クラブがそれぞれ優勝している。
ちなみに大会最多優勝クラブはサウジアラビアのアル・ヒラルで4回
国内リーグ戦と国内カップ戦との優先順位をどうつけるか
5月11日と25日に決勝戦が行われるACLが最優先であろう。
シーズン中に並行して行われるのでどの試合も重要であるがリーグ戦、ルヴァンカップも戦うマリノスの強みはベンチ選手とレギュラー選手の差別化がないところ。
2018シーズンに横浜Fマリノス監督に就任したポステコグルー氏時代から(限プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーFCの監督)選手をローテションしながらシーズンを戦うスタイルは今に至るまでクラブは継続中で特定の選手を固定せずサイドアタック攻撃・守備は前線からのハイプレスを一貫している。
リーグ戦も1試合未消化ながら6位で首位のC大阪には勝ち点差4と優勝射程距離圏内にいる。
うまくいけばシーズン4冠(ACL、J1、ルヴァンカップ、天皇杯)も十分に可能だ。
マリノス初優勝でJリーグにも再びビッグネームがやってくる可能性に期待
長引くデフレ社会&円安の影響もあり大物助っ人外国人選手の流入が激減している日本のJリーグ。
30数年日本のJリーグのレベルアップに大いに貢献してきたのは紛れもなく外国人選手達だ。
Jリーグ創世記には大物選手が各クラブに在籍していたが世界的無名の選手でも幾多の名手達がJリーグを盛り上げ個々の日本人選手達の成長に大いに貢献してきた。
ここ数年で見れば神戸のイニエスタが最後の大物選手となるが、イニエスタほどのビッグネームでなくとも世界各国から色々な選手達が入ってきてほしい。
毎年ACLでベスト8にJクラブが最低でも3チームでも残るようであれば確実に日本のサッカーレベルが上がっていることを意味する。
マリノスの決勝進出を見て思ったことである。
果たして結果はいかに。
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