J1リーグ第8節を終えての順位と2024シーズンの見所について

Jリーグ

早いもので今季のJ1リーグは第8節を終えた。

現時点の順位は下記の通り。

順位クラブ名試合数引分得失点差勝点
C大阪+718
広島+916
町田+416
神戸+714
横浜FM+314
鹿島+213
+113
名古屋13
FC東京+112
10G大阪12
11浦和+111
12福岡ー110
13磐田
14新潟ー2
15東京Vー1
16川崎Fー1
17湘南ー5
18京都ー5
19札幌ー11
20鳥栖−9
上位2クラブがACL出場権獲得/3位はACL予選出場/下位3クラブは降格

この順位表を見て思うのはやはり負けないチームは上位にいるということ。

当たり前のことであるがどんな試合でも勝ち点を奪う、取りこぼさないチームは強い。

FC町田ゼルビアの躍進

今季J1初参戦のFC町田ゼルビアの好調ぶりが目につく。

J2時代には好成績にもかかわらずスタジアムの問題などでJ1に参戦できない苦しい時期を乗り越えてのJ1躍進には拍手を送りたい。

開幕して1ヶ月ちょっとなのでまだわからないがJ1初参戦からどこまで食い込めるか?

J1初年度・初優勝ともなればそれこそ快挙でJの歴史に名を刻むことになる黒田監督。

高校サッカーでの実績を買われてのJクラブの監督就任であるがこういった事例は過去にもいくつかあったが誰もこれといった成績は残せていない。

黒田監督自身、「だからこそ」の思いもあるはず。

黒田監督の事例を機に今後は異業種からの人が監督になる事例も随時出てきてほしい。

有名な例と言えばモウリーニョなど典型的だ(元々はバルセロナで監督を務めていたボビーロブソンの通訳としてベンチ入りしていた)。

それこそ女子サッカーの女性監督が男子サッカーの監督になってもいいと思う。

男性がなでしこジャパンの監督に就くことはあっても女性が男子A代表の監督に就いた例はない。

横浜FMは悲願のACL制覇なるか?

今季もJ1リーグと並行して参戦しているACLはベスト4まで勝ち進んでおり、こちらもタイトル獲得を視野に入れた戦いに挑むマリノス。

蔚山現代VS横浜FMの結果は0−1でホームの蔚山現代の勝利となり決勝進出は黄色信号。

DAZN引用

ACL初制覇とJ1制覇。

どちらも獲得できればいいがそう都合よく事が進まないのがサッカー。

国内リーグ戦でも現在5位(トップとの勝ち点差4)とまずまずの位置につけておりルヴァンカップ、天皇杯も含め4冠達成も視野に入れる。

今季から指揮するハリー・キューウエル監督の選手のローテーションがうまくいっている。

フォーメーションも前任者と同じ4−2−3−1で左右の両ウイングに攻撃のストロングポイントを置く現代サッカーの典型である。

昨シーズンも2位ということもありキューウエル監督もあえて自身の色を出さないでいる感じだ。

昨シーズンそのままのチーム状態で好調を維持しながらこれといった大きな補強もなく開幕を迎えコンディションの良い選手を選び試合に臨み全タイトル奪取に挑む。

マリノスもこれこそ4冠達成ともなれば偉業でJの歴史に名を残し就任1年目から快挙となる。

選手層も他のJクラブよりも厚く、レギュラー選手とベンチ選手を差別化していないのがいい。

長いシーズンをフルに戦い全てのタイトル奪取となるとこのような形になるのが自然。

心配なのが川崎F

そのマリノスとここ10年近くJ1の双璧を担ってきた川崎Fの墜落ぶりが目立つ。

スタメン選手総入れ替えなど抜本的な改革に着手しない限り上位進出は厳しいところ。

開幕して8試合消化時点で16位と降格権にもう手が届くところまで来ている。

今週か来週には結果次第では鬼木監督の更迭は十分に考えられる。

川崎Fはこのピンチをどう乗り切るのか(新外国人選手の補強はリサーチしているのか?)、フロント総入れ替えでもおかしくない進退問題である。

まとめ:やはりJリーグは毎年優勝予想しずらいリーグ

ビッグクラブが存在しないのが日本のJリーグだったがここ数年はその傾向が徐々に崩れつつある。

昨シーズンのチャンピオンのV神戸、横浜FM、浦和、名古屋あたりが日本のビッグクラブ然となりつつある。

予想しずらいことには変わりないがそれでも楽しいJリーグをこれからも伝えていきたい。

現行の春秋制のシーズンからヨーロッパ型の秋春制(昔のJSL時代は秋春制だった)に変更しそうである。

試行錯誤が続くJリーグの32年目のシーズンが開幕しそんなこと思いながら日本サッカーの現状を伝えていければと思う。

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