目前に迫った4年に1度のアジアカップ。
他の大陸間同士の大会(ユーロやアフリカネイションズカップ、コパ・アメリカなど)と比較すると上位国と下位国との差が顕著な大会である。
今年の元日の対タイ戦でも明らかなような(前半は最悪な戦いぶりであったが)試合結果はユーロやコパ・アメリカでは目にすることがない。
優勝国はワールドカップ前年に行われるコンフェデレーションズカップの出場権が与えられていただけに以前は注目が高かったが現在はコンフェデレーションズカップは廃止となっている。
日本のいるグループDをプレビュー
インドネシア、イラク、ベトナムと対戦する日本。
予選1位通過はほぼ大丈夫だろうが問題はその戦い方である。
登録選手全員を使いまわしながら体力温存状態で決勝トーナメントに行けるかだと思う。
2026年W杯を見据えるのであれば、選手層の厚みをもたせるのであればローテーションは必須。
この予選3試合でW杯アジア予選と2年後のW杯本番にどれだけ期待を持たすことができるか森保監督の采配&力量がハッキリしてくる。
現時点ではいい意味での余裕が見受けられない。
アジアでは強豪国とみなされている日本に全力で立ち向かってくるであろう国々に対して文字通り横綱相撲ができるかどうか?
横柄な言い方ではあるがアジアカップのグループステージで余裕のない戦いができなければ本番のW杯ベスト8は厳しい。
今回の選出メンバーを見ると絶対に負けられない戦いである。
改めて見る日本代表の選手たち
GK | 前川黛也 | ヴィッセル神戸/日本 |
野澤大志ブランドン | FC東京/日本 | |
鈴木彩艶 | シント・トロイデン/ベルギー | |
DF | 谷口彰悟 | アル・ラーヤン/カタール |
板倉滉 | ボルシアMG/ドイツ | |
町田浩樹 | ユニオン・サン・ジロワーズ/ベルギー | |
毎熊晟矢 | セレッソ大阪/日本 | |
中山雄太 | ハダースフィールド/イングランド2部 | |
伊藤洋輝 | シュトゥットガルト/ドイツ | |
菅原由勢 | AZ/オランダ | |
渡辺剛 | ヘント/ベルギー | |
冨安健洋 | アーセナル/イングランド | |
FW・MF | 浅野拓磨 | ボーフム/ドイツ |
南野拓実 | モナコ/フランス | |
遠藤航 | リバプール/イングランド | |
伊東純也 | スタッド・ランス/フランス | |
守田英正 | スポルディングCP/ポルトガル | |
三笘薫 | ブライトン/イングランド | |
中村敬斗 | スタッド・ランス/フランス | |
堂安律 | フライブルク/ドイツ | |
佐野海舟 | 鹿島アントラーズ/日本 | |
上田綺世 | フェイエノールト/オランダ | |
前田大然 | セルティック/スコットランド | |
細谷真大 | 柏レイソル/日本 | |
久保建英 | レアル・ソシエダ/スペイン | |
旗手怜央 | セルティック/スコットランド |
グループステージはA代表出場試合数が少ない選手たちを中心に戦うべき。
テストしながらチーム全体の底上げをし、決勝トーナメントに入り大会が進むごとにチームに一体感が生まれ最終的に優勝となればベストな大会であったと言えよう。
全選手まんべんなくプレータイムが同じように使い回せれば森保ジャパンもまた一歩前進ということになるがヨーロッパ組を中心に(というより固定して戦うようでは)優勝しても世界との差は縮まらい。
まとめ:現時点の強豪国はサウジアラビア、韓国、オーストラリア
この3カ国プラス日本を加えた国が優勝候補と見てよいであろう。
そんな中でも日本はとりわけ注目されている国。
カタールW杯のドイツ、スペイン撃破し翌年完全アウエー試合で4−1でドイツ戦勝利&トルコ戦も勝利しアジア各国から一目置かれた状態。
今大会は完全に格上とみなされている状況でアジアカップに挑みチャレンジャー精神での戦いはできそうにない。
選手選考も疑問に残るが試合内容と結果できっちり示せるか?
4年に一度の大会は明日開幕を迎える。
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