ブンデスリーガ、レヴァークーゼンの指揮官、シャビ・アロンソの偉業

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2023ー24シーズンで早くもリーグ優勝を決めたレバークーゼン。

しかも無敗でリーグ優勝を決め驚きを持って世界中に伝えられたが、指揮官のシャビ・アロンソもシーズン途中での就任で尚且つトップチームを指揮するのは今回が初めてのケース。

トップチームの監督未経験でシーズン途中での就任、リーグ戦無敗優勝を遂げた監督は世界中探してもいないのではないか?

そしてレバークーゼンはシーズンを公式戦無敗で終えることができるか(ヨーロッパのカップ戦、ドイツ国内のカップ戦も含む)注目されている。

国内リーグ・カップ戦、ヨーロッパカップ戦の3冠達成で無敗優勝すればそれこそ偉業でまさにスーパーチームを作り上げた名将となる。

ピチーチ
ピチーチ

名選手名監督にあらず、とはよく聞くが当てはまらないケースもある典型的な例といえよう。

レバークーゼンについて

日本では馴染みのないクラブ名だが無理もない。

今季がブンデスリーガ初制覇*2023−24

国内のカップ戦(DFBポカール)は過去に一度だけ*1992−93

ヨーロッパのカップ戦(UEFAカップ)も過去に一度だけ*1987−88

設立は1904年と古いクラブであるが過去120年の実績を見ても寂しい限りだ。

ヨーロッパの典型的な地方クラブである。

というよりもドイツブンデスリーガは昔から「バイエルン1強」なのである。

それだけに今季のレバークーゼンの躍進には驚きを持つ。

しかも公式戦無敗継続中なのである(2024/5/11現在)。

ブンデスリーガ制覇だけでなく国内カップとヨーロッパリーグも併せて3冠奪取

先日行われた対ローマ戦はアウエーながら2−0と勝利しヨーロッパリーグ決勝進出に大きく前進。

その後の第二戦も0−2ビハインドからの得点を重ね2−2とドローとし無敗記録更新中で決勝へ。

国内カップ戦であるDFBポカール決勝も現在2部のカイザースラウテルン(元鹿島のブラジル代表ジョルジーニョが所属していたクラブ)との対戦が予定されている。

3冠達成の最大のチャンスが今季のレバークーゼンであるが正直ここまでのチームとは誰も予想しなかった。

シャビ・アロンソ新監督の指導力がいかんなく発揮されている。

開幕当初はスタートダッシュに失敗し降格圏からの監督交代&躍進にはサッカーという競技性をまざまざと見せつけられ「サッカーは監督で勝敗を分ける」ことを証明した出来事であろう。

今季のクラブシーンはドイツ勢がヨーロッパで活躍

レバークーゼンに限らずチャンピオンズリーグでもドルトムント、バイエルンがベスト4に残りドイツ勢が躍進している。

ヨーロッパ3大カップ(CL、EL、ECL)でプレミア勢がベスト4に残っているのはECLのアストン・ヴィラだけとなってしまった今季。

ヨーロッパの勢力図(5大リーグの順位)も近い将来変わってきそうな予感がする。

この勢いで見ると今年のユーロ2024のドイツが楽しみである。

ホスト国として絶対優勝を掲げており日本に連敗し監督交代後ドイツ代表は上々で最悪な状態は脱皮した感はある。

おまけにレアル・マドリードのトニ・クロースの代表復帰のニュースもある。

まとめ:監督交代で国内リーグとヨーロッパ戦線&代表戦にも好影響を与える

ここまでの躍進でもインパクト十分なレバークーゼン。

一人の新人監督による今季の指導力はそう滅多にお目にかかれることではない。

今季終盤を迎えてもこの好調ぶりはレバークーゼンにとって歴史的なので最後の最後まで注視していきたい。

シャビ・アロンソが全てではないにしろドイツサッカー界に好影響を与えていることは事実。

ビッグクラブからのオファーを蹴って来季もレバークーゼンで指揮することになりファンは安堵したことであろう。

シーズン終了後、最終的な戦績はどうなるか。

果たして結果はいかに。

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