EL(ヨーロッパリーグ)はセビージャがユベントスを2-1(2戦合計3-2)で下し、ローマはレヴァークーゼンと0-0の引き分け(2戦合計1-0)で下しセビージャvsローマの決勝となった。
ECL(ヨーロッパカンファレンスリーグ)はウエストハムがAZを1-0(2戦合計3-1)で勝利し、フィオレンティーナはバーゼルを3-1(2戦合計4-3)で下しウエストハムvsフィオレンティーナの決勝となった。
CLに比べると見劣りする耳慣れない略語ではあるがこれでも立派なヨーロッパチャンピオンを争う大会である。
そもそもELとは?
簡単に言うとCLに出場できないヨーロッパ各国リーグ戦の上位クラブに参加資格が得られる大会。
当年度に並行して開催されているCL出場クラブのグループステージ敗退クラブ(3位のクラブ)がこの大会に合流する。
とまあ、少しややこしいが昔のUEFA CUPの流れを引き継いだ形である。
CL出場クラブを拡大することによって衰退化していったのが前身のUEFA CUPであったが昔は旧チャンピオンズカップより見応えはあった。
オールドファンであれば憶えていると思うがチャンピオンズカップ、UEFA CUP、カップウィナーズカップが3大カップ戦と言われていた。
チャンピオンズカップは前年度のリーグ戦覇者が出場する大会、UEFA CUPは前年度のリーグ戦上位クラブが出場する大会、カップウィナーズカップは前年度の各国内カップ戦の覇者にそれぞれ出場資格が与えられていた。
何気にこのUEFA CUPとカップウィナーズカップは好きだった。
昔はWOWOWでこの大会も放送していたので結構観戦していただけに消滅してしまったのは残念であったが名称を変えて今に至る。
この2つの大会の覇者はCL覇者とも見劣りしないビッグクラブであるケースが多かったと記憶している。
現在、形をかえてELとECLとなったがCL覇者と比べると見劣り感は否定できない。
でECLはどうなの?
歴史的に言うと新しく昨シーズンからできたヨーロッパカップ戦である。
ちなみに昨シーズンのチャンピオンはローマであった。
今シーズンもフィオレンティーナが決勝に出場決定しイタリア勢の活躍が目覚ましい。
出場資格が与えられるクラブは各国のリーグ戦とカップ戦の成績に基づいているがUEFAランキングによって5位のクラブだったり6位のクラブだったりとまちまち。
当年度のCL予備予選敗退クラブやEL敗者のクラブも合流する大会である為、ヨーロッパサッカーシーンにおいての格付では第3の大会にあてられている。
CLを1つだけにしたほうが見る側としてはわかりやすいのでは?
うーん、こればっかりはなんとも言えぬがCL出場クラブだけが儲かるのは良くないと思い、UEFAの救済措置制度の可能性が高い。
「結局金儲けかあ」と思うが、この2つの大会が今後成熟し人気ある(かつてのUEFA CUPやカップウィナーズカップ)大会になる可能性を模索している感じなので一応は気になる大会だ。
いずれにせよ世の中のサッカーファンにとっての一番注目度・知名度が高く、金銭的にも注目されているのはCLである。
- ここで注目なのがイタリア勢の躍進
この3大会の決勝にイタリアのセリエA3クラブが決勝進出(インテル、ローマ、フィオレンティーナ)であるということ。
何気にこれは凄いこと。
イタリア勢の躍進に注目しながら3大会決勝を見届けたい。
果たして結果はいかに。
それではまた。
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