少し早いがヨーロッパのサッカーシーンがオフを迎え今年のバロンドール賞獲得者は誰になるのか論争が巻き起こっている。
メッシが今年も再有力と言われたりしているが私ピチーチの予想はノルウエーのハーランドではないかと予想する。
予想順位は1位ハートランド、2位メッシ、3位エムバペといったところか。
今回は過去のバロンドール受賞者にスポットを当てるわけではなくバロンドール賞を取れそうで取れなかった歴代の名手達を紹介したい。
バロンドール賞とは
・1956年フランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール」が創設した世界年間最優秀選手賞
・受賞者には金色のサッカーボールを模したトロフィーが送られる
・元々はヨーロッパ国籍の人のみが対象者だったが1995年からUEFAに加盟するクラブであれば国籍は問われないようになり、2007年から全世界でプレーする選手が対象となった
歴代最多受賞者はメッシの7回、クリスティアーノ・ロナウドの5回、プラティニ、クライフ、ファン・バステンが3回、ベッケンバウアー、ディ・ステファノ、ロナウド、ケビン・キーガン、ルンメニゲがそれぞれ2回受賞している(以上が複数回受賞者)
名選手の定義って何?
難しい問題だが、イチサッカーファンとしてはある程度好みでOKである。
がしかし、チームスポーツである側面も考慮しつつ在籍したクラブでどれだけタイトル獲得に貢献できたかは重要である。
タイトル獲得プラス個人としての能力・スキルに注目しつつベスト11を選んでみた。
なつかし~と思える選手ばかりだと思う。
こういう話になると内容で大体の年齢がわかってしまうのもまた面白い。
バロンドール賞取れなかった歴代ベスト11
布陣は私ピチーチが好きな3−4−3で選考*現役選手は除く
GK P・シュマイケル
DF ロベルト・カルロス/P・マルディーニ/F・ラーム
MF R・ギグス/F・レドンド/E・カントナ/デ・ラ・ペーニャ
FW デル・ピエロ/Z・イブラヒモビッチ/D・サビチェビッチ
監督:リヌス・ミケルス
改めて羅列してみると凄いメンバーである。
GKは私ピチーチの中ではシュマイケル一択だった。歴代最高に強かったマンチェスター・ユナイテッドの正GKでデカくて俊敏でハイボールも強く、キック・パンチング技術も一級品で日本にもこのようなGKが早く出現することを切に願う。
DFラインは割とすんなり決まった。
悪魔の左足の異名を持つブラジル人ロベルト・カルロスを左に配置することでマルディーニをセンターにした。
マルディーニは晩年センターバックもこなし(カペッロ監督時のミランでは時折右サイドバックでもプレー)DFではどこでも対応可能な選手として晩年まで各監督に重宝された。本人曰く「右利きだがクロスボールは左足のほうが正確かも」とのこと。
右サイドはドイツ代表及びバイエルン・ミュンヘンで長く活躍したF・ラームを選出。
地味な選手だが現G大阪に在籍するかつてのチームメイト宇佐美貴史は「チーム内で一番上手いのはラーム」とどこかのインタビューで言っていたことがある。
もっと評価されてもいい選手ということで選出した。
MFは最も悩んだポジションだ。
全盛時のギグスのドリブルは誰もとめられない状態でウェールズ代表ということもあり国際舞台では輝けなかったが在籍するマンチェスター・ユナイテッドでは名将ファーガソンにとって欠かせない選手として常にスタメンで躍動し、左サイドは無双状態だった。
レドンドとデ・ラ・ペーニャは好みで選出。
右足と左足のスペシャリストである両選手のポジショニング、長短パスの正確性、決定機を演出するプレーは必見である。
レドンドに関してはボランチのポジションでいながら珍しくドリブル突破が得意でたびたびゴールを演出するプレーは記憶に残っている。
ほかにはベッカム、ラウル、チャビなど選出したかったが苦渋の決断で落選。
カントナに関して言えばキャラ的に選出すべき思った。
バロンドール賞も獲得ならずW杯出場もなし、と肩書だけ見ると少し寂しいがその圧倒的なキャラ+実力+ピッチ上の存在感に敬意を評して選出。
FWも少し悩んだ。
デル・ピエロは本来トップ下のポジションが一番しっくり来ると思うが当時ユベントス監督リッピの起用方法で左サイドでプレー。
左サイドからの左足シュートフェイントで切り返して右足インフロントでゴールを量産は「デル・ピエロゾーン」といわれ対峙するDFを大いに悩ませた。
センターはイブラヒモビッチを選出したがバティストゥータと最後まで悩んだ。
どちらも素晴らしい選手であるがCLでの出場試合数で選出。
今夏引退したが長く現役を続けたことにも敬意を評して選んだ。
右ウイングは私ピチーチが個人的に好きだったサビチェビッチにした。
ミラン在籍時はテクニックで言えばセリエAの中でもNO.1ではあるものの時々ブチギレしてイエローカード、レッドカードをもらうなど精神的にムラっけを披露するがボールを持てば誰もとめられない状況だった。
監督は20世紀最高の監督と称されているオランダ人リヌス・ミケルスを選出。
3−4−3の考案者で今日のサッカー戦術に大きく影響を与えた存在として今なお評価されている。
まとめ:いいチームこそいい監督が必要
あらためて見返しても素晴らしいの一言に尽きる。
個性的な選手達の集まりではあるがやはり心配なのが選手間同士のいざこざ。
キャプテンはマルディーニに任せるとしても、やはり試合中カントナとイブラヒモビッチが口論で喧嘩しそうなのである。
最後はやはり監督であるリヌス・ミケルス頼みといったところか。
というわけで「頼む!監督」である。
それではまた。
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