今季のJ2は終始町田の独走優勝だったが残り一枠の争いは最後の最後までわからない状態。
近年まれに見る超混戦状態を抜け出したのは最終節アウエーで勝利した磐田。
最終節の試合前までは清水が2位であったため、まさに劇的な逆転で見事1年でJ1昇格を果たした。
昇格プレーオフには3位以下の東京V、清水、山形、千葉となり下位2チームによる自動J3降格は大宮と金沢という結果になった。
順位表からみる今季のJ2
順位 | チーム | 勝 | 分 | 負 | 得失点 | 勝点 |
1 | 町田 | 26 | 9 | 7 | +44 | 87 |
2 | 磐田 | 21 | 12 | 9 | +30 | 75 |
3 | 東京V | 21 | 12 | 9 | +26 | 75 |
4 | 清水 | 20 | 14 | 8 | +44 | 74 |
5 | 山形 | 21 | 4 | 17 | +10 | 67 |
6 | 千葉 | 19 | 10 | 13 | +8 | 67 |
7 | 長崎 | 18 | 11 | 13 | +14 | 65 |
8 | 甲府 | 18 | 10 | 14 | +10 | 64 |
9 | 大分 | 17 | 11 | 14 | ー2 | 62 |
10 | 岡山 | 13 | 19 | 10 | 0 | 58 |
11 | 群馬 | 14 | 15 | 13 | 0 | 57 |
12 | 藤枝 | 14 | 10 | 18 | ー11 | 52 |
13 | 秋田 | 12 | 15 | 15 | ー7 | 51 |
14 | 熊本 | 13 | 10 | 19 | ー1 | 49 |
15 | 徳島 | 10 | 19 | 13 | ー10 | 49 |
16 | 仙台 | 12 | 12 | 18 | ー13 | 48 |
17 | 水戸 | 11 | 14 | 17 | ー17 | 47 |
18 | いわき | 12 | 11 | 19 | ー24 | 47 |
19 | 栃木 | 10 | 14 | 18 | ー8 | 44 |
20 | 山口 | 10 | 14 | 18 | ー30 | 44 |
21 | 大宮 | 11 | 6 | 25 | ー34 | 39 |
22 | 金沢 | 9 | 8 | 25 | ー29 | 35 |
こうして数字を羅列して順位表をみて思うのは今季はとにかく町田が強かった。
2位の磐田とは勝ち点差は12と圧倒している。
上位陣で面白いのが4位の清水。
トップ町田との勝ち点差は13だが得失点差では+44と同じで負け数も1つ多いだけ。
シーズン序盤での負けが多く監督解任後、上昇気流に乗りあと一歩のところまでだったが最後の最後で息切れといったところか。
シーズンスタートダッシュに失敗したことが最後まで響く格好となった。
11/25(土)に清水対山形、翌日26(日)に東京V対千葉のスケジュールとなっているが延長戦なしの90分決着で引き分けの場合はリーグ戦年間順位の上位チームが勝者となる。
清水、東京Vがそれぞれホーム開催試合となるため有利な気がするが受け身に回ると危険。攻撃は最大の防御と言わんばかりに超攻撃的にいったほうが勝ち上がる気がする。
大宮のJ1復帰はいつになるのか
Jリーグの歴史上、J1を経験したクラブでJ3まで降格するクラブはこれで3クラブ目である。
大分、松本と並び史上3クラブ目となってしまった大宮。
果たしてJ1復帰はいつになるのか?
全国的に見てもサッカー盛んどころの埼玉。
Jリーグには様々なダービーマッチが存在するがそんな中の浦和対大宮のダービーマッチが今後しばらく見られないのが残念。
J3からJ2、そしてJ1への復帰となると茨の道が続くので監督解任だけでは事は進まない気がする。
フロント総入れ替えの抜本的な改革をしない限りJ1への道は遠のくばかりであろう。
まとめ:昇格と降格を同時に楽しめるのがJ2
チーム数もJ1に比べると多くリーグ戦も長丁場な為、選手層の厚さ、シーズン中の補強、不振クラブの監督解任のタイミングなどJ1以上にシビアな世界である。
レベルの違いこそあれ見ている方はこれはこれでサッカーの楽しい魅力の一つではないか?
J1への昇格クラブはどこになるのか?
はたて結果はいかに。
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