3試合を戦って無失点で1位通過であるので日本の各メディアは大々的に取り上げているが3試合全てでゲームを支配した感はない。
特にスペイン戦は結果的に4−0と快勝したが相手のミス(というより日本のカウンターにケアしてなかった)にうまくつけ込み、最後は戦意喪失させた(戦う前からお互い決勝トーナメント出場が決まっていた)。
なでしこジャパンの評価すべき点
やはりまずは池田監督の選手起用法を評価すべき点としてあげるべきだ。
私ピチーチの好きな3−4−3の選手配置も好感が持てるが、フィールドプレイヤー20人中19人を使い、怪我人なく1位通過したことは大きな自信になったのであろう。
選手一人一人に疲労の蓄積させない為の選手起用法であることは一目瞭然でみんなで戦っていることがよく分かる。
選手のモチベーション的にも良い兆候と言えよう。
正直、このグループは2強2弱の構図が戦前から予想されており、ある意味順当な結果だったのではないかと思うがスペインに4−0で勝ったことがなでしこへの期待値を高めたことになる。
そもそも論になってしまうが男子と違い、なでしこジャパンは2011年のW杯優勝しているので、昨年のカタールW杯の対スペイン戦とは大きく見方が違う。
スペイン女子代表はW杯の優勝経験がないのである意味なでしこジャパンのほうが格上なのである。
この優勝経験というのは対戦する選手間で大きく影響すると見ていいだろう。
決勝トーナメントではどう戦うか?池田監督の采配に注目
決勝トーナメント初戦は優勝経験のあるノルウェーと決まっている。
負ければ一発アウトの決勝トーナメントは今まで以上に緊張の連続であるが、ここで2011年の優勝経験が活かせるかどうか?
準々決勝がアメリカとスウェーデンの勝者なので(2ヶ国とも日本よりFIFAランキングが上位の国)1位通過したことによってかなり厳しい茨の道となってしまった。
とは言うもののFIFAランキング格上のスペインに4−0と快勝しているのでこれから激突する相手国もなでしこを相当警戒していると見ていいだろう。
まとめ:今回のなでしこジャパンは2011年より良いチームである。
結果は最後まで分からないが順当に勝ち進んでいるので期待値は膨らむばかりだが、懸念材料といえばあまりにも順調すぎるところ。
選手層の厚さは2011年より充実しているので決勝までの逆算的発想での戦い方を実践できるか?
言い換えれば池田監督の采配、選手達が若干の余裕を持ってノルウェー戦プレーできれば準々決勝がかなり優位に戦えるであろう。
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