いわゆるヨーロッパサッカー5大リーグ(イングランド・スペイン・ドイツ・イタリア・フランス)は今シーズン終了した。
残すはヨーロッパのカップ戦(ヨーロッパカンファレンスリーグとチャンピオンズリーグ)のみとなったが今シーズンをざっくり振り返ってみよう。
シーズン途中でカタールW杯を挟む異例のスケジュールだったが各国リーグ戦では特筆すべきアップセットは起きなかったように思う。
今回はイングランド・プレミアリーグを振り返ってみよう。
プレミアリーグの覇者はマンチェスター・シティ
やっぱり今シーズンも強かった。
一言でいえばそんな印象だ。
惜しかったのはアーセナル。最後の最後で失速は来季への伸びしろと見るべきか。
シティの選手層の厚さが際立ったシーズンだったね。
マンチェスター・シティのリーグ3連覇は偉業だがもう一つ大事なタイトルがかかっている。
そう、今週日曜日に行われるかもCL決勝でインテルを倒せば1シーズンの3冠達成である。
かつて3冠達成したライバルクラブ、マンチェスター・ユナイテッドは今夏どのような補強をするのか?
この老舗名門ビッグクラブが強くないとプレミアリーグは面白くない。
シティを煽る意味でも来季のタイトル獲得は必須であろう。
予想外の失速はチェルシーだろう。
シーズン中、アトレティコ・マドリーからポルトガル代表のJ・フェリックスを獲得したが最後の最後まで上昇気流に乗ることができず最終順位は12位と誰もが予想しない結果に終わってしまった。
金があれば常に上位にいられるわけではない、そんなことを証明してしまったシーズンだったのではないか?
一方、大躍進といえば三笘所属のブライトンであろう。
三笘の活躍によって過去最高の6位フィニッシュと言っても過言ではない。
今シーズン、彼のドリブルを止められる相手はほぼいなかったように思う。
時折、評価の下がるパフォーマンスはあったがシーズンは通して見てもプレミアリーグで通用することはわかった。
来シーズンはビッグクラブへ引き抜かれるのか?シーズンオフの間何が起こるか注目である。
今季4位で終了したニューカッスルについて
超金満クラブとなり見事来季のCL出場権を獲得している。
CL復帰は2002〜03シーズン以来、実に21シーズンぶりの本戦出場である。
金に物を言わせて補強が上手く行ったニューカッスルと上手く行かなかったチェルシー、完全に逆転してしまったが、このニューカッスル移籍の噂が上がっているのが三笘である。
プレミアリーグ内ではアーセナルとニューカッスルが上がっているがどこに行くのか?それともそのままチームに残るのか?
近年、ヨーロッパではパリを筆頭にマンチェスター・シティ、チェルシー、ニューカッスルと中東マネーの影響で老舗ビッグクラブが幅を利かせにくくなっている。
以外な結果に終わったのはリバプールであろう。
開幕前大金を投じてベンフィカからウルグアイ代表D・ヌニエスを獲得したが期待したほどのパフォーマンスは最後まで見られなかった。
CL出場権を逃し、来季はユーロリーグに参戦になると現選手の流出が気になるところ。
寂しいのはレスター
岡崎慎司所属時代にプレミアを制した「ミラクルレスター」は、あらから7年ついに降格してしまう。
日本人にも馴染みあるクラブだけに悲しい現実だ。
ミラクルレスター時代は「金がなくても監督力で勝てる」を証明したが継続維持することはできなかった。
今季終了に思うこと
まとめると金満クラブの躍進が顕著となるシーズンだった。
サウジアラビア資本のニューカッスルは毎シーズン着実に順位を上げ来季も優勝候補筆頭であろうマンチェスター・シティの対抗馬になるであろうか?
ニューカッスルの他、冨安所属のアーセナル、マンチェスター・ユナイテッドが優勝争うクラブとして今夏に戦力アップできるか?
かつてのCL常連で巻き返しができるかリバプール、チェルシーといったところか。
横浜FM監督経験がある現セルティック監督であるポステコグルーがトッテナム行きの噂は本当か?
話題に事欠かないプレミアリーグだったことは間違いない、魅力あるリーグである。
それではまた。
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