Jリーグは先週末から再開し、上位対決の浦和レッズVS横浜Fマリノスの一戦が注目カードだった。
同節横浜FCが神戸に勝利しているので浦和、横浜FM両チームとも勝ち点3を取りたいところ。
両チームのスタッツを見て思うこと
浦和レッズ | 横浜FM | |
ボールポゼッション | 43% | 56% |
シュート数 | 18 | 9 |
枠内シュート | 6 | 3 |
枠外シュート | 9 | 5 |
コーナーキック | 4 | 7 |
ファウル | 16 | 11 |
オフサイド | 0 | 2 |
イエローカード | 2 | 0 |
ホームということもあったのか確かに浦和のほうが惜しいいチャンスは幾度もあったと思う。
シュート数も倍であるし浦和としてはホームの勢いそのままに勝ちたかったところであろう。
しかしデータで見る面白さ・発見としてはボール支配率は横浜FMのほうが上回っているということ。
サッカーにおけるボール支配率は見た目だと40%対60%でも互角の戦いに見えると言われている。
30%対70%まで行くとほぼ一方的に支配し圧倒的に優位な試合展開と言われているので、今回のケースを見てみると互角の戦いといっていいのではないかと思う。
ただ、試合を見る限りはチャンスを多く演出していた浦和のほうが優位な感があったが横浜FMの方も全く攻撃に行かなかったというわけでもない。
オフサイド数、コーナーキック数では浦和より多いので果敢に攻めていたことが伺える。
こういうデータを改めて見るとサッカーの真髄というかおもしろい側面が垣間見れるような気がしてならない。
思い出すのはやはり昨年のW杯のドイツ戦、スペイン戦だろう。
ボールポゼッションで上回っているドイツ、スペインは日本に負けてしまった。
当たり前の話だがボールを保持している時間がながければ長いほど失点するリスク・負けの確率は減る。
なのでマイボール時間をいかに長くし得点チャンスを多く演出するかと言う議題になるが、これが相手合っての競技なので一長一短には行かない。
練習通り、みんなのイメージが共有されて意図した崩しからのゴールの瞬間、ベンチに居る監督、選手達も大喜びするのはこんなところから来ているのかもしれない。
点の入りにくい競技の特性であると同時にアップセット(番狂わせ)の多い競技であることがわかる。
中島翔哉の今後について
そんな中でもこの試合を今節一番の試合だと思ったのが中島翔哉の浦和レッズ移籍後の初戦だからである。
御存知の通りかつての日本代表10番は83分からの途中出場であったが、優勝を狙うキーマンとして今夏最大の目玉補強と見ていいだろう。
・中島翔哉について
生年月日 | 1994年8月23日 |
出身地 | 東京都八王子市 |
身長/体重 | 164cm/64kg |
所属クラブ | 東京ヴェルディ、FC東京、カターレ富山、ポルティモネンセSC(ポルトガル)、アル・ドウハイルSC(カタール)、FCポルト(ポルトガル)、アル・アインFC(UAE)、ポルティモネンセSC、アンタルヤスポル(トルコ)、浦和レッズ |
代表歴 | U-17、U-20、U-23、A代表 |
現在28歳と選手として一番油の乗った時期(全盛期)ではなかろうか。
東京ヴェルディユース出身でこの頃から才能は高く評価されていたが当時の評価からするともっといい選手になっていたのではないか。
各年代の日本代表を経験し順調にステップアップの道を歩んでい行く好選手であることは間違いないと見られていた。
ポルトガルの超名門FCポルト移籍してからが伸び悩んだと見ていいのか分からないが、いずれにせよ最も旬な時期に浦和レッズ加入のニュースは少々驚かされた。
今後、少しずつプレータイムが長くなることが予想されるがパフォーマンス次第では来月のヨーロッパ遠征に呼ばれる可能性がある。
首位神戸を牽引する得点ランクトップの大迫勇也よりは森保監督にとって呼びやすい選手ではないか?
以前のような日本人選手らしかなる繊細なボールタッチを再三再度Jリーグの舞台で披露できれば森保監督からお呼びがかかるのもそう遠くはないであろう。
上位クラブの優勝争いと来月の日本代表の親善試合
現時点で首位神戸から4位の浦和までが勝ち点差6でこのあたりが優勝争いかなと思う。
神戸、横浜FM、名古屋、浦和を中心にJ1の優勝争いは今後展開されていくであろう。
この上位の4クラブから何人来月のヨーロッパ遠征メンバーに名を連ねるか楽しみである。
遠距離で時差もありコンディション調整も考慮するとヨーロッパ組中心のメンバー構成になると思われるが数名は必ず選ぶはず。
再開したリーグ観戦と来月の日本代表ドイツ戦に向けて誰が選ばれるのか興味深い。
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