ホームの横浜FMが0−2と敗戦し勝ち点差が4に拡がってしまった。
追いかける横浜FMとしてはホームで是が非でも勝ちたかったところ。
勝った神戸はこのまま突っ走るのか?
はたまたもう一波乱あるのか?
J1リーグ戦の結末がどうなるのか?
スタッツをみて思うこと
横浜FM | 神戸 | |
ボールポゼッション | 60% | 39% |
シュート数 | 17 | 15 |
枠内シュート | 3 | 5 |
枠外シュート | 8 | 5 |
コーナーキック | 8 | 10 |
ファウル | 11 | 12 |
イエローカード | 1 | 3 |
首位攻防戦らしく見応え充分の試合はアウエーの神戸が制した。
毎試合思うがボールポゼッション率というのがチームの勝利に直結しないのが面白い。
単純な話、ボールをキープし続ける時間がながければ長いほど失点率は下がる。
要はボール保持率が上がれば上がるほど負けの可能性が低くなるがそうもいかないのがサッカーという競技の特性の一つではないか?
そんなこと思う典型的な試合が昨年のW杯のドイツ戦ではないか?
一方的に攻められボールを保持されそれでも結果的に日本が勝利してしまった。
今回の首位攻防戦ではそこまでの一方的なボールポゼッション率に差はないが、それでもやっぱりボール保持率が高いほうが負けてしまうのは面白いデータだ。
ただ、コーナキック数を見ると神戸のほうが多いので敵陣に攻めていった回数が多いのがわかる。
残り5試合でこのまま勝ち続ければもちろん悲願の初優勝となる神戸の今後はどうなっていくのか?
やはりリーグ戦は神戸が圧倒的有利な状況
2位の横浜FMはルヴァンカップ2023の準決勝、AFCチャンピオンズリーグ2023-24と同時進行でリーグ戦含めて全タイトル獲得を狙っているはず。
ホームでの試合数が残り3でリーグ戦の次節再開は10/21の対札幌戦までない。
その間はAFCチャンピオンズリーグのアウエー戦、ルヴァンカップ2023準決勝の対浦和戦のホーム・アンド・アウェーの試合が予定されているので緊張感の続く日程だ。
どこかに優先順位をつけて今後挑むのか横浜FMのケヴィンマスカット監督の選手選考&采配のやりくりに注視したい。
3つのタイトル奪取がすべてコケる可能性もありうる
一方の神戸はリーグ戦のみに集中できるためコンディション調整含めて戦いやすいのではないか?
これでもし仮にリーグ制覇できなければ監督更迭の可能性も出てくる気がする。
これはこれで神戸の吉田監督もプレッシャーのかかる日々が続く。
上位陣との対戦で見ると次節の10/21にホームで対鹿島、11/12にアウエーの対浦和、11/25にホームで対名古屋とこのあたりの対戦が鬼門となりそうだ。
日程的にも横浜FMより神戸のほうが有利な状況である。
リーグ戦からみる代表選考について
10月ホームで予定されているカナダとチュニジア戦で神戸から何人選ばれるのか?
現在首位をゆくクラブから選出ゼロとはさすがにならないと思うがやっぱり気になる選手は大迫である。
今節もPKで得点しキャリアハイとなるリーグ戦20ゴールを記録し心身ともに絶好調で神戸を牽引している存在。
年齢を考えると3年後のW杯はいけるかいけないかギリギリのラインである。
言っては何だがこう活躍されると森保監督の目の上のたんこぶ状態ではないか?
森保監督の大迫との向き合い方にも注目していきたい。
まとめ:J1リーグの優勝候補は断然神戸である
追いかける横浜FMにとって今節の負けで烙印を押された格好となったが残り5試合でもう一波乱あるかどうか?
他力本願しつつルヴァンカップ、ACLの戦いもあるわけでいちサッカーファン観戦としては横浜FMのほうが面白いのである。
ただ、神戸にとっては遂にリーグ制覇できそうなところまで来た感がある。
ラグビーワールドカップ、野球、サッカーとまさに「スポーツの秋」本番の今日このごろである。
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