
久しぶりに京都から代表選手が現れるかも?
近年、サンガファンにとって日本代表戦のたびに少しだけ胸を張れない寂しさがあったかもしれない。
2006年W杯を目指していた松井大輔を最後に(2006年ドイツW杯には落選したが2010年南アフリカW杯には選出)、京都サンガから日本代表に選ばれる選手はほとんどいなかった。
「代表=ヨーロッパ組」というのが当たり前になった日本代表メンバーは、全Jリーグクラブおよび京都はどこか置き去りにされていた。
しかし——。
その“流れ”を止めてくれそうな男がついに現れた。
ブラジルからやってきたFWファラエル・エリアス。
その躍動感あふれるプレーに、サンガファンだけでなく全国のJリーグファン、さらには日本代表の将来を案じる人々までもが注目し始めている。
今季のJリーグでもエリアスの活躍はまさに圧巻だ。
昨季途中に加入し、リーグ戦15試合で11ゴールとチームのJ1残留に貢献。
戦術理解力、決定力、攻守におけるインテンシティ……どれを取ってもJリーグトップクラスだ。
そして、今ファンの間で囁かれているのが——
「ファラエル・エリアス、帰化して日本代表あるんじゃないか?」
という夢のある話題だ。
X(旧Twitter)などを見ても、「この選手はマジで代表に欲しい」「帰化させるべき選手No.1」などと話題にされることも増え、俄かに“帰化待望論”が盛り上がってきているのだ。
かつてのラモス瑠偉や三都主アレサンドロのように、ブラジル出身選手が日本の国旗を背負う未来は、今の時代にもあるのだろうか?
[選手紹介]ラファエル・エリアスってどんな選手

本名:ラファエル・エリアス・ダ・シウヴァ
ポジション:FW
出身地:ブラジル・サンパウロ州サンパウロ
利き足:左
生年月日:1999年4月12日生
身長/体重:182cm/76kg
※愛称はハファで親しまれている

より詳しい情報はこちらからご覧ください。https://www.jleague.jp/player/1647904/#attack
スタッツ
- 2024 6月から期限付き移籍でリーグ戦15試合出場で11ゴール→シーズン終了後完全移籍。
- 2025 リーグ戦15試合出場で8ゴール *5/11時点で京都は17試合消化で3位
帰化について
具体的な条件は下記の通り
- 住所要件:日本に継続的に5年以上住んでいること。ただし、日本人と結婚している場合や、日本で生まれた場合など、居住期間が短縮される場合があります。
- 能力要件:18歳以上で、本国の法律でも成人に達していること。
- 素行要件:犯罪歴がなく、納税義務をきちんと果たしており、社会に迷惑をかけていないなど、素行が善良であることが求められます。
- 生計要件:収入や資産、技能によって、日本で生活できるだけの安定した収入があること。
- 重国籍防止要件:日本国籍を取得すると、本国の国籍を喪失する義務がある場合、その義務を果たせること。
- 憲法遵守要件:日本国憲法を尊重し、守る意思があること。
- 日本語能力:日常生活に支障がない程度の日本語能力が必要ですが、必ずしも高度な能力は求められない場合もあります。
これらの条件を満たしている場合でも、最終的に帰化許可は審査され、必ず許可されるとは限りません。
※法務局HP参照 https://houmukyoku.moj.go.jp/tokyo/page000001_00885.html

ハードルは高そうだが特例もあるそうなので過去に帰化しW杯出場した選手もいる。
Jリーグの活躍から帰化し日本代表としてW杯出場した選手たち

呂比須ワグナー ポジション:FW
1969年1月29日生まれ
1987年来日し当時JSLの日産自動車に加入
1997年に日本へ帰化し、1998年フランスW杯出場

三都主アレサンドロ ポジション:MF/DF
1977年7月20日生まれ
1994年6月に明徳義塾高校入学
2001年に日本国籍を取得し2002年日韓、2006年ドイツW杯に出場

田中マルクス闘莉王 ポジション:DF
1981年4月24日生まれ
1998年3月渋谷教育学園幕張高校入学
2003年に日本国籍を取得し、2010年南アフリカW杯に出場
※写真は3名ともGetty Images引用
まとめ:帰化申請させ日本代表に選出すべき
もちろん、帰化には日本での5年以上の継続滞在などの条件があるため、ハードルは高い。
しかし、彼が長期的に京都に留まりたい意思を見せれば、クラブとしても後押しする可能性はある。

ここで大事なのは協会が政府にどれだけ交渉できるか。本気でW杯優勝を目指すのであれば特例申請で来年のW杯に間に合うよう要請すべき。
京都サンガは、過去に日本代表選手を輩出した経験はあるものの、近年では代表と無縁のクラブ。
しかし、ファラエル・エリアスがこのまま継続的に活躍し、仮に帰化・代表入り、ワールドカップ出場となれば、それはクラブ史に残る偉業になるだろう。
そして何より、京都サンガのファンにとっては「うちのエースが、日の丸を背負うかもしれない」という期待そのものが、誇りであり、希望なのだ。
今、スタジアムに通うすべてのファンは、紫のユニフォームを着たブラジル人ストライカーが、新たな時代を切り開く姿を信じて見守っている。

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