ついにBEST4が出揃った。
韓国、ウルグアイ、イタリア、イスラエルだが目を引くのはやっぱりイスラエルだろう。
日本戦では一人少ない状況での勝利はフロックではなかった。
UEFAヨーロッパ・カンファレンス・リーグ決勝は2−1でウエストハムがフィオレンティーナ下し初優勝を飾った。
イスラエルの躍進はどこまで続くか
BEST8でブラジルを3−2で下したときには、さすがに世界中でニュースになった。ブラジルがウルグアイやイタリア、アルゼンチンに敗れてもさしてインパクトのないニュースであったと思われるが相手はW杯出場したこともないイスラエルである。
同じアジアの隣国、韓国も同様にこうなったら応援したくなる国になってしまった。
イタリアvsウルグアイの決勝だとありきたりの組み合わせでちょっとつまらないので、ここは歴史的快挙爆進中のイスラエルと韓国の決勝戦を期待したい。
UEFAヨーロッパ・カンファレンス・リーグで思うこと
ウエストハム2−1フィオレンティーナという結果に終わったが、ヨーロッパのカップ戦では頂上をチャンピオンズリーグ、その下の第2層に位置しているのはユーロリーグ、更にその下の第3層に位置しているのが今回のヨーロッパ・カンファレンス・リーグである。
かつてのUEFAカップ、カップ・ウイナーズ・カップのほうが断然面白いしレベルも高かったように思う。
チャンピオンズカップをチャンピオンズリーグに改めてUEFAランキング上位の国の出場クラブは拡大されたので(国によっては前年度のリーグ戦上位3、4クラブが出場)より一層レベルアップし魅力満載の夢の対戦カードが毎年実現され現在に至る。
と同時に衰退していったのが他の2つのヨーロッパのカップ戦。
昔のチャンピオンズカップは各国前年度のリーグチャンピオンしか出場できなかったので、イタリア・イングランド・スペイン・ドイツ・フランスの2位以下上位のクラブ同士の対戦カードが実現していたUEFAカップはカップ・ウイナーズ・カップ同様に結構面白かった。
先に述べた、今のユーロリーグ、ヨーロッパ・カンファレンス・リーグより断然面白いしレベルも高かったように思う理由である。
*かつてのカップ・ウイナーズ・カップは前年度の各国カップ戦の勝者に出場権が与えられていた
この2クラブの各国におけるリーグ戦はどうだったのかな?
今季のリーグ戦での成績はプレミアリーグのウエストハムが14位、セリエAのフィオレンティーナは8位
負けた方のフィオレンティーナは20チーム中の8位で来季はヨーロッパのどのカップ戦にも参戦できない一方、ウエストハムも20チーム中14位の戦績である。
8位対14位の対決でヨーロッパNO.1を決める戦いと言われてもちょっと冷めるのである。
第3層に位置しているこのヨーロッパカップ戦は改善の余地はないのかと疑問である。
第2層に位置するユーロリーグはチャンピオンズリーグのグループステージで3位になったクラブが参戦する仕組みになっているので正直まだ見応えはあるしレベルも若干落ちるが、ユーロリーグもBEST8になるとチャンピオンズリーグとそれほど差も感じないほど拮抗した試合が見られる。
チャンピオンズリーグがクラブ参戦数を拡大し成功している影でこの様な事態になっていることに少し残念である。
昔を懐かしんでもしょうがないがUEFAカップ、カップ・ウイナーズ・カップはもっと面白かった。
この第3層の大会を終えてそんなことを思ったのである。
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