訃報 金子勝彦さんを偲ぶ

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海外サッカー

テレビのサッカー番組「三菱ダイアモンド・サッカー」の司会進行を担当されていたスポーツアナウンサー金子勝彦さんが8/20になくなっていたことがわかった。

88歳だった。

サッカー中継の元祖というか草分け的存在でテレビ東京の「三菱ダイヤモンド・サッカー」の視聴は私ピチーチが子供の頃夢中になった番組で世界のサッカーへの入口だったと思う。

ヨーロッパ各国のリーグ戦や国際親善試合を放送していた唯一のテレビ番組だった。

イタリアでは当時ユベントス在籍していたプラティニのプレーやナポリ在籍時のマラドーナは絶頂期でスーパープレーを親切丁寧に伝え番組を進行する発言は新鮮だった。

インターネットがない時代、専門誌や新聞が情報収集の中心で映像で見る世界のサッカーというものが衝撃的だった。

当時はもちろんJリーグがなかった時代にプロ選手として西ドイツブンデスリーガで活躍されていた奥寺康彦やブラジルで武者修行中のカズこと三浦知良らがゲスト出演していたことを思い出す。

番組解説を務めていたのが後に日本サッカー協会会長になる岡野俊一郎さんで、この二人の会話のやり取りが子供心をくすぐりなめらかな口調で番組を大いに盛り上げてくれた。

耳に残る名物実況の数々

金子さんの代名詞でもある番組冒頭の挨拶「サッカーを愛する皆さん、ご機嫌いかでしょうか?」は未だに脳裏に焼き付くフレーズである。

テレビから伝えるサッカーの魅力・価値というものを上げてくれた一人と言っても過言ではないだろう。

その功績をたたえ2012年には放送界から初めて日本サッカー殿堂入りをした。

当時の放送内容を思い出してみても現プレミアリーグをイングランド・リーグ、イタリアのセリエAをイタリア・リーグ、スペインのリーガ・エスパニョーラはスペインリーグと今となっては死後となりつつある言葉を使っていたと思う。

それでだけ日本にサッカーが浸透普及したことの証明であろう。

当時、セリエAなどと発言しても誰も分からないのでより分かりやすい言葉を選んでいたのではないか。

いまではサッカーファンなら普通に「セリエA」と言われてもどこの国のリーグかわかる。

その後もテレビ東京は姿かたちを変えて未だにサッカー番組だけは継続して放送し続けている。

イチサッカーファンとしては大変ありがたいことである。

インターネットが普及し配信サービスがメインとなりつつある令和時代、テレビ界からこのような名物アナウンサーはもう出てこないであろう。

一時代の終焉を感じ少し寂しい気もする。

後世に伝えるべき人の一人であると思ったので今回はこのようなブログ記事にした。

謹んでご冥福をお祈りします。

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