11/25、26に清水対山形、東京V対千葉のJ1昇格プレーオフの試合が行われ清水対山形0−0の引き分け、東京V対千葉は2−1で東京Vが勝利。
J1昇格をかけ12/2国立競技場にて東京V対清水の決戦が行われる。
オリジナル10同士の対決で国立競技場で試合となればJ2同士とはいえ盛り上がること間違いなし。
今シーズンの両者を振り返る
J2リーグ年間順位3位と4位の対決となったが今季の対戦成績は2戦2勝で清水に軍配が上がる。
2試合とも僅差の1点差、延長線なしの一発勝負&試合会場は中立地の国立競技場なので清水優勢とも言い切れない。
東京Vにとっては年間順位こそ上であれ今季対戦2戦2敗なので受け身に立つことはないであろうが弱みがあるとすれば引き分けの場合は東京VにJ1昇格の権利があるということ。
守りに入ると俄然危険なのがサッカーという競技の特性だ。
典型的な例が98年フランスワールドカップアジア最終予選のホームにおける対韓国戦の負けである。
1点リードで迎えた後半途中当時の日本代表監督の加茂氏は守りを固めて逃げ切り作戦を図り秋田を導入。
しかし、以後の展開は周知の通り2点を奪われ逆転負けを喫した。
あの試合以降(時間帯にもよるが)守備固め&逃げ切りの守り一辺倒ではダメであることが通例となったと記憶する。
状況を把握し「攻撃は最大の防御なり」を90分フルにできれば昇格のチャンスは近づく。
城福監督の采配に注目である。
一方の清水は最後の最後で磐田に順位をひっくり返されJ1自動昇格を逃してしまった。
精神的ショックを引きずるかたちで昇格プレーオフを戦うこととなったが対山形戦は0−0の引き分けで負傷者も出ず無難に乗り切った。
時間も経過しそこまで引きずっている感じはなさそうである。
ベストメンバーだけ見れば東京Vよりも清水のほうが上であろう。
元日本代表、元J1得点王など選手の顔ぶれで見れば清水に軍配が上がるが一発勝負となれば話は別物。
シーズン途中で監督に就任した秋葉氏はここまで立て直しに成功したと言えよう。
負けは無論、引き分けでも昇格できない状況なので東京Vの城福監督より思い切った采配ができる。
やることが明確な分、選手たちは迷いなく思いっきり今シーズン最後のプレーができるのではないかと推測する。
精神的には秋葉監督の方に分がある。
まとめ:J1昇格争いはシーズン終盤の楽しみの一つ
最終節を残しJ1優勝が決まった今、国内サッカーの楽しみはJ1への昇格争いと天皇杯決勝。
清水が勝てば1シーズンでのJ1復帰、東京Vが昇格すれば実に16年ぶりのJ1復帰となる。
J2常連クラブと化した東京Vが最大のチャンスを活かせるか、清水が最短でのJ1復帰となるか?
城福監督、秋葉監督の戦術・采配に目を凝らしてみたい。
はたして結果はいかに。
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