前日横浜FMがホームで新潟によもやの痛恨ドローとなったため、勝てば無条件でJ1リーグ悲願の初制覇となる神戸。
今季ホーム最終戦に名古屋を迎えての決戦は2−1で勝利となり11クラブ目の新チャンピオンとなった。
シーズン途中にクラブの象徴的選手イニエスタを放出し完全なる脱バルサ化に成功した。
来季以降も脱バルサ化によるチームはどうなっていくのか?
ちなみに過去のリーグ制覇残り10クラブは鹿島、浦和、東京V、柏、横浜FM、川崎F、磐田、名古屋、G大阪、広島である。
理想とするバルサのようなパスサッカーを捨てた副産物
近年積極的な大型補強でJリーグに新風を吹かせ日本のビッグクラブと化した神戸。
タイトル獲得は2019年の天皇杯、2020年のスーパーカップ(リーグ制覇クラブとカップ戦制覇クラブの対戦で毎年リーグ開幕前に開催)のみで投資に見合うサッカー内容&結果そのものは決して褒められたものではなかった。
結果だけ見れば今シーズンイニエスタをベンチに追いやり采配を振るった吉田監督の決断は正しかったと思える。
要は理想を捨てて現実(結果)を求め最高の形となったが神戸が本来の追求する姿は来シーズン以降に持ち越しということであろうか?
バルセロナのレジェンド故ヨハン・クライフは「理想(娯楽性)と結果(勝利)は同時に追求せよ」との言葉を残している。
かなりハードルの高いミッションではあるが彼はこれを常に追求し続けた。
神戸はバルセロナをお手本としクラブ運営をしてきていたにも関わらず、結果至上主義を全面に出し舵取りしてしまった。
今後神戸には最高の結果を求めるために理想を捨てて戦うことは今シーズンだけであってほしい。
吉田監督はおそらく来季も続投であると思われるが、来季以降は理想と結果を同時に追求するスタイルをつらい抜いてほしいと切に願うのである。
神戸から何人A代表に選ばれるか?
どこの国も国内リーグチャンピオンのクラブから選手を選ぶのが普通であるが日本の場合、近年海外組が増えたこともありそうもいかなくなっている。
Jリーグ創成期は東京Vと横浜FMの選手たち中心に構成されていたが当時は海外でプレーする日本人選手はいなかった。
次回のW杯からアジア枠は拡大のため超ゆるゆる予選となっている。
先日行われた2次予選でもホーム&アウエー2試合とも5−0と大勝しているので、ここはもうヨーロッパ組は選出せず神戸の選手たち中心に上位クラブから選び使うことでさらに選手層を厚くする試みをしてほしい。
Jリーグで活躍すれば海外移籍ではなくA代表に選ばれる
そうあってほしい。
森保監督の目に神戸の選手たちはどのように写っているのか?
まとめ:J1のチャンピオンチームをもっと重要視すべき
タイトル獲得においては年間チャンピオンがもっとも権威があり尊敬されるべき。
森保監督自身もサンフレッチェ広島での監督経験がA代表監督に繋がったわけであるから、ここは自身の経験も踏まえて是が非でも敢行してもらうべくJリーグ王者からチーム構成をしてほしい。
こうなれば、アジアカップは国内組のみで戦うのもありではないか?
来年のアジアカップで神戸からどの選手を選ぶか注視したい。
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